光線療法【可視総合光線療法】コウケントー

光線療法【可視総合光線療法】コウケントー

コウケントーとは太陽光線に含まれる、紫外線、可視線、赤外線を人工的に再現した治療器による物理療法です。当院の氣功や整体と組み合わせる事で更なる効果が期待できる療法となります。

  • 時 間-約20分(コウケントー:4台)
  • 料 金-2,000円

光線療法はオプション治療ですので光線療法単独では受けられません。氣功整体施術に追加の形でお申し込み下さい。

光線療法【コウケントー】とは

光線治療に用いる光は、太陽と同じような特性をそなえた光線(赤外線・可視光線・微量の近紫外線の範囲の光線)を人工的につくり照射いたします。放射される可視総合光線の波長は人体に有害と言われている短波長の紫外線を含まない,約380nm~3000nmの範囲です。

私たちは、太陽からの光をエネルギーとして補給することで、日常生活を営んでいます。現代人は十分に日光を浴びる機会に恵まれていません。そのため、疲労回復が遅くなったり、病気にかかりやすくなったりしています。

光線治療器コウケントーは太陽光線とよく似た光(可視総合光線=赤外線・可視光線・わずかな紫外線)を人体皮膚表面に照射して治療や健康の増進をはかるものです。この人工光線には人体に有害な短波長の紫外線(UV)が含まれていませんので、照射方法や治療器用のカーボンによって、目的に応じた治療を効果的に行うことが可能です。

近赤外線
深部の血行を良くし関節痛・筋肉痛・内臓痛・筋肉のしこりを和らぐなどの消炎作用、鎮静作用

可視光線
細胞を正常に戻す作用

近紫外線
体内でのカルシウムの吸収を助け骨質を強化する働きや、皮膚の毛細血管に作用し循環器・免疫系を守り皮膚炎や虚弱体質を改善するなどの働き

光線療法【コウケントー】の効果

■鎮痛作用

神経痛、リウマチ、腰痛、打撲、抜歯、筋肉痛などの様々な疼痛を緩和することができます。痛みによる筋緊張を緩和し、治癒力も増進します。薬物による鎮痛とは異なり、副作用や体力の消耗を伴わず、顕著な鎮痛効果を示します。

■疲労回復の作用

昼夜の区別のない生活、多様なストレス、運動不足などによって、身体は血行不良となり疲れや疲労感を覚えるようになり、冷え性、肩こり、腰痛、筋肉痛、胃腸の働きの低下などの諸症状を出現させます。光線療法は輻射温熱・光のエネルギーの供給により、原因となる血行不良を改善して疲労物質の代謝などを促進することで、早期の疲労回復がはかれます。

■消痒作用

皮膚内の血液循環不良により身体の末梢部が低温となり、また皮脂の減少などにより、しもやけ(凍傷)、ひび、あかぎれ(亀裂)などの強いかゆみを伴った症状が出現します。光線療法は、症状を単に緩和させるだけでなく、原因である皮膚内の血液循環不良を改善し、皮膚の防護層を強化し抵抗力を高めます。さらに光線による殺菌作用などでかゆみを抑える消痒効果を発揮します。

■消炎作用

打撲により皮下組織が損傷すると、炎症の症状である腫脹(はれ)や発赤、熱感、疼痛などの症状が現れます。光線照射は、深部温熱作用によって深部温を上昇させ患部を循環するリンパ液や血液を増加することで循環障害を取り除きます。それにより、炎症を緩和、速やかに諸症状を改善します。

■光化学作用
■深部温熱作用

■生体リズム調整
■免疫調節作用

■肉芽発生作用
■殺菌作用

■睡眠、食欲、便通作用
■解毒作用

■コレステロール低下
■利尿作用

■筋力、運動能向上
■呼吸機能改善

■神経機能改善

光線療法は年齢、病名も左右されず、誰でもどんな症状でも使用出来、家庭においても使用できることが大きな利点で置き薬と同じく重宝されている家庭も多いようです。

可視総合光線療法は、一般的に言われています紫外線は皮膚に良くないとイメージされているかたが多いでしょうが、人口的に造られた害のない光線です。

光線療法の歴史

光線療法とは、太陽光線の大いなる恵みを、病気の治療や健康法に応用した副作用のない自然療法です。光線療法の原理は「日光浴」です。人工的に作り出した太陽光線を照射することで 細胞や臓器を活性化させ、自然治癒力を高めて体の様々な体調を根本から改善します。個体に備わった自然治癒力を高めて、病気を治す治療法で、日向ぼっこ感覚のやさしく、気持ちの良い時間を過ごしながら改善します。

光線療法はデンマークの ニールズ・フィンゼン博士が皮膚結核からくる重い尋常性狼瘡を完治させたことが始まりです。その功績で、1903年にノーベル生理学医学賞を受賞しました。とても歴史や実績のある確かな治療法ですその後、大手企業の技術開発協力とともに機器が改良されて、日本では一般財団法人・光線研究所に受け継がれております。

日本での光線療法の歴史

日本では、明治41年に東大皮膚科の土肥慶造博士により使用されました。その後全国に広がり、当時の病院で科目に関わらず、さまざまな病気の治療に使用されました。当時の医療は、現在の対症療法的考えは少なく、病気を身体全体として捕らえる治療法でした。そのため専門の光線療法病院も数多く建設され病気を治す効果的な手段として幅広く活用されました。

当初の機器は欧米からの輸入品でしたが、後に東京光線療法研究所の宇都宮義真博士の研究と、現在の一部上場技術会社であるイビデン株式会社(当時のイビガワ電工)の技術協力によって、昭和7年、日本初の国産カーボンアーク灯が開発されました。

第二次世界大戦後、日本の医療制度が大きく変わり、西洋医学主体の薬物療法、対症療法が治療の主体となり、病気を身体全体として捕らえる光線療法は、物理療法として区分され、医師から民間に委ねられるようになりました。ですので、現在では健康保険点数の関係上、好んでこの療法をやっている病院はありません。(やっても利益にならないので…)

しかし、昔のドイツの諺に「太陽の照らないところに医者が来る」と言う言葉があります。日本では、一般財団法人・光線研究所が中心となり、光線療法を一つの治療法として推奨し、普及活動をしています。